徒歩日本一周で得たもの【寝だめ食いだめはできない以外で厳選した3選】

徒歩日本一周で得たもの【寝だめ食いだめはできない以外】 徒歩日本一周

「日本一周をすることで何を得るか?」

結局のところ、人それぞれだと思います。

なぜならば。

旅をする人によって、旅の内容も得られるものも大きく違うからです。

僕、大場祐輔は、東京ディズニーランドから721日かけて歩いて日本を一周した経験があります。著書はこちら「信じた道がいつか本当の道になるようにーガチで徒歩日本一周721日の旅ー」彩雲出版  

僕が徒歩日本一周で得たものはたくさんあります。

生まれて初めての一人旅が、徒歩日本一周でした。

初めての野宿で車の音がうるさくて眠れないまま朝を迎えたり、空腹のまま、フラフラになりながら、歩き続けたこともありました。

今回は「寝だめ食いだめはできない」以外で「徒歩日本一周で得たもの」から厳選した3選を書きたいと思います。

やり続ければいつかは達成できる

やり続ければいつかは達成できる

「1日10歩でも20歩でも歩いていればいつかはゴールできる」

そんな思いで徒歩日本一周の旅に出ました。

実際に旅が始まってすぐに「なんて無謀なことに挑戦してしまったんだろう」と後悔しました(笑)。

「それでもやるしかない」と思いながら毎日歩き続けました。

ある日、スタート地点から随分遠くまできていることに気がつきました。

歩けば歩くほど前に進んでいくことを実感できるようになると、だんだんゴールが見えてきます。

つまり、やり続けていればいつかは達成できる

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、徒歩日本一周で得たことの一つです。

旅が終わった後、自分の旅行記を本として出版するつもりでした。

「日本中の出版社をすべてまわれば、いつか出版できるだろう」

結果、5年かかりましたが、出版社から本を出すことができました。

たとえ、「才能なし」「金なし」「コネなし」でも、やり続ければどうにか達成できることは多いと思います。

非日常の生活よりも日常の生活を大切にする 

非日常の生活よりも日常の生活を大切にする

日本一周をしていて影響を受けた人たちがいます。

それは、旅先で出会った地元の人たちです。

不思議なもので、旅をしていて、そこの地元の人たちと仲良くなると、その土地に住んで生活をしていること自体がカッコよく見えるんですね。

地元の人たちは普通に日常生活をしているだけなのにかっこいい。

旅なんかしていなくてもかっこいい。

そんなふうに感じました。

旅人は、一般社会からすると、非日常の生活を送っています。

旅が終わったら、またいつもの日常生活に戻ります。

本当に大切なのは非日常ではなく、日常の方です。

日本一周の旅が終わった後、「次はどこを旅するの?」とか聞かれたり、「次は世界一周だ!」と言われたことがあります。

僕は地元で日常生活をしているだけで、かっこいい人間になりたいと思いました。

究極をいうと、地元から出なくても旅ができる人になれれば、最強ではないかと思っています。

例えるなら、

ドラゴンボールでいうと、日常生活で自然とスーパーサイヤ人でいられる状態。

分かりにくいですか?セル戦の時です(笑)。

ロックミュージシャンがギターを持っていなくてもロックできる状態。

侍が刀を持っていなくても、敵を圧倒できる状態。

なんとなく伝わりますかね?

つまり、日常生活でも旅をしているように色々な景色を見ることができれば、バックパックを背負ってどこかへ行く必要はないのかなと思っています。

旅をしながら、全国各地でたくさんの人たちに出会って考えたことがあります。

もしも、自分の生まれ育った環境が違う場所だったとしたら、出会った人や育った環境も大きく変わっていたのではないかということです。

だとすれば、確実に今とは違う人生になっているはずです。僕の場合、おそらく日本一周もしていなかったでしょう。

地元を誇りに思える人、地元を大切にできる人は、自分の人生のルーツや今までの自分の生き方に対して、そこそこ満足できているからではないでしょうか?

自分に正直に生きる

自分に正直に生きる

徒歩日本一周は、誰かにやらされたわけでもなく、自分で考えて決めたことです。

約2年間の旅でしたが、少なくともこの期間は自分にとってやりたいことをやって生きていました。

つまり、自分に正直に生きたと思っています。

旅が終わって日常生活に戻ると、生活のために仕事もしないといけないし、時にはやりたくもないこともやらなくてはいけません。

そんな中、自分が納得できないものにどうやって折り合いをつけていくか?

僕の場合、「社会人としてどうあるべきか?」よりも「自分は今、正直に生きているか?」を優先します。

自分の経験上ですが、自分をごまかしながら生きてると、ごまかしたものしか寄ってきません。

ごまかしだらけの人生はもったいないです。

人生は一回きり。

「いつでもやり直せる」

仮に今まで積み上げたものがすべてなくなったとしても、最悪、旅をしていた時の環境に戻ればいいだけだと思っています。

自分に正直に生きることが一番の近道だと思います。

最後に(やりたいことをやるということ)

日本一周の旅で何を得るかは、人それぞれです。

たくさんのものを得た人もいれば、思っていたのと違う旅になってしまった人もいるかもしれません。

日本一周は人にやらされることではなく、自分で決めてやるものです。

つまり、「やりたいことをやる」ということです。

「やりたいことをやる」とはどういうことか?

「世間的にやらなくてもいいことをやる」ということです。

日本一周をしなくても人は生きていけます。

やらなくても生きていけるけど、それでもやってみたいと思える。

「やりたいことがある」とはそういうことです。

「日本一周で何を得るか?」ということよりも「実際に日本一周の旅に出た」こと自体に意味があることではないかと思います

この記事を書いた人


大場祐輔  1981年埼玉県生まれ。

大学在学中にプロレスラーの大仁田厚が「徒歩日本一周」に挑戦したことに衝撃を受ける。 卒業後すぐに「徒歩日本一周」に挑戦。

2003年、東京ディズニーランドからスタートし、毎日平均40キロの距離を歩き続ける。

旅先でお金が無くなれば、住み込みでアルバイトをしながら食いつなぎ、スタートから721日目の2005年3月22日、東京ディズニーランドにゴール。 徒歩日本一周をやり遂げた。

同年11月より日本一周記の書籍化のために奔走。 出版社に原稿の持ち込みを開始。

それから5年後、出版が実現。 「信じた道がいつか本当の道になるように―ガチで徒歩日本一周721日の旅―(彩雲出版)」←クリックするとAmazonに飛びます。 

「俺が断念したことを彼はやりとげた―大仁田厚さん推薦」

 

 

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