日本一周ゴールした瞬間に何を思う?【徒歩の達成感はえぐい?】

日本一周ゴールした瞬間に何を思う?【徒歩の達成感はえぐい?】 徒歩日本一周

何かを達成することは素晴らしい。

例えば、日本一周。

人は日本一周を達成した瞬間、何を思うのか?

仮に徒歩の場合。

その達成感は、やはり、えぐいのか?

そんなマニアックな疑問に答えます。

僕、大場祐輔は、東京ディズニーランドから721日かけて徒歩日本一周した経験があります。著書はこちら「信じた道がいつか本当の道になるようにーガチで徒歩日本一周721日の旅ー」彩雲出版 

【100の質問】徒歩日本一周経験者だけどなんか質問ある?
徒歩日本一周で今まで質問されてきたことを「100の質問」にしてまとめました。日本一周に興味がある人も日本一周に興味がない人も読める内容となっております。100問は長いので、高速スクロールで気になるところだけ読んでもらえれば幸いです。

徒歩日本一周のゴールをした瞬間に思ったこと、旅が終わった後の自分にとっての本当の意味でのゴールについて語っていきたいと思います。

徒歩日本一周ゴールした瞬間に思ったこと

徒歩日本一周ゴールした瞬間に思ったこと

結論からいうと、徒歩日本一周を達成した瞬間に思ったことは「ホッとした」というのが正直なところです。

有言実行できて良かったなと。

あとは解放感。

  • もう歩かなくていい
  • 重いリュックから解放される
  • 毎日、寝床を探さなくていい
  • 家に帰れる 

やっと普通の人間に戻れるなと(笑)。

ゴールした瞬間は、特に泣きはしませんでした(笑)。

さすがに2年もかかると、自分の限界は何度も超えていたので、「ようやく終わったな」という気持ちがの方が強かったです。

東京ディズニーランドにゴールしたその日の夜、2年ぶりに実家に帰りました。

旅をしていた時は歩くたびに毎日寝床が変わってい為、朝起きるたびに「ここはどこだ?」と寝ボケながら考えるところから一日が始まっていました。

翌朝、目が覚めたら、まさかの自分の部屋みたいな(笑)。

旅をしていて、何度も見た夢があります。

それは普段の日常生活をしている夢。

実家で朝食を食べているシーンでした。

父親はすでに仕事に行っていて、母親が洗濯物を干している。

つけっぱなしにされたテレビのニュースを観ながら、家族で一番遅い朝食を食べる自分。

旅に出る前に毎日経験してきた、いつもと変わらない日常。

そんな夢を見るたびに「もう旅は終わったんだな」と安心しきった頃に、夢から覚め、山奥でテントを張って一晩過ごしていた自分に気づき、現実に引き戻されるという(笑)。

そんな経験を何度もしてきたので「どうせまた夢だろ?」と疑いました(笑)。

寝ボケながら、これが現実なのか夢なのかもはっきりしないまま、リビングへ向かいました。

そこには旅に出る前に毎日経験してきたいつもと変わらない日常がありました。

父親はすでに仕事に行っていて、母親が洗濯物を干している。

つけっぱなしにされたテレビのニュースを観ながら、家族で一番遅い朝食を食べる自分。

何気なくテレビのニュースを観ていたら、全国の天気予報のコーナーでテレビ画面いっぱいに映し出された日本地図を観た瞬間、そこでようやく目が覚めました。

「俺は歩いて日本一周したんだ」と(笑)

これは夢じゃなくて現実だ。「もう旅は終わったんだ」ということにやっと気がつきました。

それから天気予報を見るたびに、自分が歩いてきた土地が気になるのか、全国の天気予報をすべてチェックしてしまう癖が一週間ほど続きました(笑)

徒歩日本一周とその後 本当の意味でのゴール

徒歩日本一周とその後 本当の意味でのゴール

徒歩日本一周を達成できたからといっても、自分の中では本当の意味でのゴールではありませんでした。

もともと僕は日本一周そのものがしたかったわけではなく、自分の本を出版社から出したいという欲求がありました。

どんな内容の本にしようとか考えていたところに「徒歩日本一周」が自分の中で偶然にもバッチリあてはまったという感じでした。

つまり、最初から「徒歩日本一周」と「出版社から本を出す」をセットで考えていたので、出版社から自分の本を出してやっとゴールできると思っていたのです。

旅が終わってからパソコンを購入。

原稿を書きあげるまでに半年。

出版社に持ち込みをしては、断られ続けて5年。

ようやく出版社が決まって、自分の本が本屋に並んだ時は本当に涙ものでした。

実際、旅をしていた期間よりも、旅が終わってから本を出版するまでの期間の方が圧倒的に長かったです。これだけでもう一冊書けるようぐらい(笑)。

徒歩日本一周を達成したことで「毎日歩き続けていれば、いつか達成できる」という経験から「日本中の出版社をあたり続ければいつかは出版できる」と信じて続けた結果だと思います。

自分の場合、徒歩日本一周をゴールした瞬間よりも、本を出版できた時の達成感の方が、正直えぐかったです(笑)

なぜなら、これが自分にとって本当の意味でのゴールだったからです。

徒歩日本一周で辛かったこと【超厳選したBEST3を発表します】
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この記事を書いた人


大場祐輔  1981年埼玉県生まれ。

大学在学中にプロレスラーの大仁田厚が「徒歩日本一周」に挑戦したことに衝撃を受ける。 卒業後すぐに「徒歩日本一周」に挑戦。

2003年、東京ディズニーランドからスタートし、毎日平均40キロの距離を歩き続ける。

旅先でお金が無くなれば、住み込みでアルバイトをしながら食いつなぎ、スタートから721日目の2005年3月22日、東京ディズニーランドにゴール。 徒歩日本一周をやり遂げた。

同年11月より日本一周記の書籍化のために奔走。 出版社に原稿の持ち込みを開始。 

それから5年後、出版が実現。 「信じた道がいつか本当の道になるように―ガチで徒歩日本一周721日の旅―(彩雲出版)」←クリックするとAmazonに飛びます。 

「俺が断念したことを彼はやりとげた―大仁田厚さん推薦」

 

 

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