「日本一周したいけれど、勇気が出ない」
なんて思って、モヤモヤしたまま行動できない自分になっていませんか?
僕、大場祐輔は、東京ディズニーランドから721日かけて歩いて日本を一周した経験があります。著書はこちら→『信じた道がいつか本当の道になるようにーガチで徒歩日本一周721日の旅ー』彩雲出版
「徒歩日本一周の旅に出るなんて、すごい行動力だね」と言われたことがあります。
そんな僕ですが、勇気も行動力も人並みです。
では、なぜ徒歩日本一周の旅に出ることができたのか?
結論から言うと、ノリです 笑。
日本一周に限らず、やりたいことが見つかっても、実際に行動できるのは、ほんの一握りの人たち。
不安が行動するためのせっかくのモチベーションを下げてしまう。
「気持ちがいっぱいにならないと行動できない」という人は多い。
僕自身、徒歩日本一周したいという気持ちがいっぱいになれたからこそ、行動に移せたのか?と言えば、全然そんなことない。
ぶっちゃけどのぐらいの気持ちだったかというと、リアルに35%ぐらい。笑
これでも自分としてはかなり多い方。
残りの65パーセントが旅に出ることを迷っている。つまり、行動を起こせない自分がいる。
このまま待ち続けても、100パーセントになることはないだろうし、このモヤモヤを一生、抱え続けるか、なかったことにするかのどちらかだろうなと。
せっかくだから、これに賭けてみようかなと思った。
この35%のどこに価値を感じて賭けてみようと思えたかというと、
単純に面白そうだから。
良い意味でバカっぽいなと感じたから、乗っかってみようと思った。
その後、旅に出てから、海沿いでたくさんの日本一周している旅人に出会ったけれど、理屈よりも先に行動が出ちゃうタイプの人たちが多かった。
良い意味で論理的思考を持っている人が少なく、純粋な人たちばかりだった。
実際、ほとんどの人が「なんとかなるっしょ」みたいなノリで日本一周の旅に出ている。
「ノリ」という言葉は、他人と一緒にいる時に「ノリが良い」「ノリが悪い」という表現で使われる。
他人に対しての「ノリ」なんて本当はどうでも良くて、自分の考えや発想に対して、自分自身が素直にノレることの方が人生では重要だと思う。
行動力とは、自分の心の中にある小さな気持ちに対して、まっすぐに行動を起こせる力のことだ。
何かに挑戦するということは、成功するかどうか分からないことをやることで、不安や失敗があって当然のこと。
最初からうまくいくことが分かっているなら挑戦とは言わない。
残りの65%の不安や迷いも、実は何かに挑戦する上で大事な感情として自分が受け止めるべきもので、そこから逃げないということが勇気なんだと思う。
僕の場合は、出発前の35%のやる気が完全に100%になったのは、実際に旅に出て、半年ぐらいたってからだった。
それまでは、正直、自分に対して半信半疑だった。
当時は、うまく言葉で説明できず「たぶんやった方がいいんだろうな」ぐらいにしか思っていなかった。
旅に出てからいろいろなことがあって、途中で辞めたくなることも何度もあったし、ネガティブとポジティブを繰り返しているうちに、「こうなったら何がなんでも最後まで行ってやろう」という覚悟が決まって、気がついたら100%になっていた 笑。
日本一周の旅に出る人は、みんなそれぞれ自分の日常を捨て、旅に出ている。
自分の気持ちにまっすぐ行動している人たちばかりだ。
日本一周を途中で挫折したり、中止することがあっても、個人的には「旅に出た」という時点で、ポテンシャル自体はゴール地点をとっくに超えているように感じる。
日本一周の旅に限らず、そもそも旅行する時って、ほとんどノリで行ってませんか?
だから、ノリでいいんです。
日本一周の旅に出てしまえば、周りの人たちが「すごい行動力だね」って勝手に言ってくれます。笑
大場祐輔 1981年生まれ。 大学在学中にプロレスラーの大仁田厚が「徒歩日本一周」に挑戦したことに衝撃を受ける。 卒業後すぐに「徒歩日本一周」に挑戦。
2003年、東京ディズニーランドからスタートし、毎日平均40キロの距離を歩き続ける。
旅先でお金が無くなれば、住み込みでアルバイトをしながら食いつなぎ、スタートから721日目の2005年3月22日、東京ディズニーランドにゴール。 徒歩日本一周をやり遂げた。同年11月より日本一周記の書籍化のために奔走。 数々の出版社に原稿を持ち込みを開始。
それから5年後、出版が実現。 「信じた道がいつか本当の道になるように―ガチで徒歩日本一周721日の旅―(彩雲出版)」を出版。
「俺が断念したことを彼はやりとげた―大仁田厚さん推薦」