まず、本題に入る前に自己紹介をさせて下さい。
僕、大場祐輔は、大学卒業後、東京ディズニーランドから721日かけて歩いて日本一周した経験があります。
著書はこちら『信じた道がいつか本当の道になるようにーガチで徒歩日本一周721日の旅ー』大場祐輔(著)彩雲出版
旅の期間は721日なので、約2年。途中で旅先で住み込みのアルバイトを3回したので、実際に歩いていた期間は約1年です。毎日、平均40キロの距離を歩いて旅をしていました。
東京ディズニーランドから出発する時、ばんそうこう(40枚入り)を持って旅に出ました。
マメが一個できるごとに潰してばんそうこうを一枚貼る。この作業を繰り返していたところ、出発して1ヶ月足らずで、ばんそうこうを40枚すべて使い切りました。
さて、ここで問題です。
僕が歩いて日本一周中にできた足のマメの数は一体、いくつでしょう?
①〜③で選択して下さい。
正解は…
①40〜100でした。
歩いて旅をしていた期間が1年で、出発して1ヶ月足らずで40個のマメができたということは、これを単純計算をすると、
となるわけですが、実際に僕が歩いて日本一周した結果は、そうなりませんでした。
ちなみに出発当初に履いていた靴はウォーキング用ではなく、街履き用のスニーカーでした。靴ヒモをゆるく結んでいたので、歩いている時に、靴の中で足がズレてマメができやすかったです。
一人旅やアウトドアの経験もなかったので、荷物はかなり重くなってしまい、最初のうちはリュックをキャリーに載せて引っ張りながら歩いていました。
荷物が重すぎてかなり前傾姿勢で踏ん張りながら歩いていたので、靴の中で足裏が摩擦しやすく、マメができやすい状況でした。
普通、こういう旅に出るとしたら、出発前に長距離ウォーキングのトレーニングをするのが当たり前だと思いますが、僕の場合、一切やっていません。
理由は、どうせ旅に出たら死ぬほど歩くことになるだろうから、今のうちにのんびりしておこうと思った為です(マイペースかよ)。
おかげで、出発してからは、ありとあらゆるバリエーションのマメを経験できました。
足の指もマメができるたびに潰しまくっていたので、まともな指が一本もありませんでした。指もちょっと変形していたぐらいなので。
指の付け根の部分もマメだらけで、足のカカトの部分には500円玉より大きいマメができたことも何度かありました。
足の裏を見ると、肉が剥き出しになっている部分が多く、かなり痛々しい状態…。
出発したばかりの頃は、「この激痛がいつまで続くんだろう」と思っていました。
ところが、旅に出て1ヶ月過ぎたあたりから、不思議と足にマメができなくなっていきました。
これは一体どういうことかというと、ギターを弾いたことがある人なら分かると思いますが、初めのうちは、弦を押さえるとき、指が痛いです。
これが、練習を重ねていくうちに、指の皮が厚くなって固くなり、だんだん痛くなくなってきます。
これと一緒です。つまり、足の皮が厚くなってくるとマメができにくくなります。
僕の場合、出発して1ヶ月で、ありとあらゆるバリエーションのマメを経験したおかげで、足の皮が厚くなり、マメができそうな箇所は、ほぼほぼコンプリートしてしまったからなんですね。
ということで、僕が歩いて日本一周中にできた足のマメの数は?という問題でしたが、正解は①40〜100マメでした。せいぜい65マメぐらいですね。
大場祐輔 1981年埼玉県生まれ。 大学在学中にプロレスラーの大仁田厚が「徒歩日本一周」に挑戦したことに衝撃を受ける。 卒業後すぐに「徒歩日本一周」に挑戦。
2003年、東京ディズニーランドからスタートし、毎日平均40キロの距離を歩き続ける。
旅先でお金が無くなれば、住み込みでアルバイトをしながら食いつなぎ、スタートから721日目の2005年3月22日、東京ディズニーランドにゴール。 徒歩日本一周をやり遂げた。同年11月より日本一周記の書籍化のために奔走。 出版社に原稿の持ち込みを開始。
それから5年後、出版が実現。 「信じた道がいつか本当の道になるように―ガチで徒歩日本一周721日の旅―(彩雲出版)」を出版。
「俺が断念したことを彼はやりとげた―大仁田厚さん推薦」